三度の飯よりもアニメ鑑賞が大好きな筆者コーヘイ。
最近鑑賞したアニメの中で心揺さぶられた作品が月がきれい。
2017年の覇権アニメどころか、個人的に今まで観た恋愛系のアニメ作品の中でダントツ1位でした。
公式サイト☾ 月がきれい
月がきれいのあらすじ
中学3年の春。
初めて同じクラスになり、出会った小太郎と茜。
小説家を夢見る文芸部男子と、走るのが好きな陸上部女子。
運動会の用具係を通じてLINEで話すようになり、二人の距離は近づき始める。
行事続きで浮ついた初夏の空気の中、茜への想いを募らせた小太郎は・・・。
1年の頃から茜に想いを寄せる拓海、親友の茜を通じ小太郎に興味を抱く千夏・・・。
小江戸・川越を舞台に、爽やかに弾ける思春期の恋の物語。
出典月がきれい|Amazonビデオより引用。
▲ストーリーは、こんな感じ。
自宅にテレビがないので、リアルタイムに鑑賞することができなかったが、Amazonプライムビデオにアップされていた。
正直、まったくノーマークで、あまり期待していなかったが、こちらの動画にて気になったので鑑賞。
まさかの超良作でした。
お気づきの方もいると思いますが、「月がきれい」の由来は、文豪の夏目漱石(がI love youを日本語に訳した逸話を元にしています。(厳密に言うと「月が綺麗ですね。」)
月がきれいを鑑賞すると以下の効能があります。
- 鑑賞を続けていると、ニヤニヤします。
- そんなニヤけている自分にうんざりするときも少なくありません。
- 中学生の時にやったあるあるネタに共感する。
- 内容が非常に甘酸っぱい(人によっては激甘)内容となっています。
- 高確率で「こんな青春を、恋愛をしたかった」と思うこと間違いないし。
- 人によっては、モーレツにキュンキュン(死語)して悶絶する。
- 壁や机などに向かって無性に叩きたくなります。
▲個人差はありますが、以上のような症状がでるかもしれませんので、悪しからず。
月がきれいのココがお気に入り。
全12話の1クールアニメの月がきれい。
この作品を推したくなる点をまとめてみました。
1.中学生の日常が淡々と描かれている点
この作品には、癖になる登場人物や、開いた口が塞がらないような急展開はありません。
主人公やヒロインなどが、とんでも特殊能力をもってたり、異世界に迷い込んだりとかもありません。
等身大の中学生の学校生活が淡々と描かれているだけに過ぎません。
でも、そんな自然な雰囲気のアニメが最近はなかったので、逆に新鮮でした。
2.大人になりたいけど、なりきれない登場人物。

出典月がきれい|Amazonビデオより引用。
この作品は中学生の恋愛を描いている。
中学生なので、ちょうど思春期の真っ只中。
子どもじみたくないけど、かといってまだ大人でもない時期。
そんな、不安定な時期の行動や心象が、ていねいに描写されています。
気になる子が、ほかの異性と話をしている様子に嫉妬したり、部活と恋愛の両立に悩んだり、若さゆえにどうしていいかわからない様子などが、すごいリアル。
フィクションとは言え、中学生の視点でしっかり掘り下げられているところに胸を打たれました。
簡潔に言うと、ときめいたってことで死語で言えばキュンキュンすること。
3.主人公の太宰治の引用に観ている自分がハッとなる。
主人公の安曇小太郎君は、学業のかたわら小説(純文学)の執筆を続けています。
そんな彼が、好きで尊敬しているのが、太宰治。
心象描写のなかで、「太宰は言った」と氏の作品の引用が多くでてきます。
個人的にツボったものをご紹介。
- 少くとも恋愛は、チャンスでないと思う。私はそれを、意志だと思う。
- ほかの生き物には絶対に無くて、人間にだけあるもの。それはね、ひめごと、というものよ
- 何もしない先から、僕は駄目だと決めつけてしまうのは、それは、怠惰だ
▲フィクションとは言え、こんな中学生いねーよと突っ込みました。
この達観っぷりがヤバイ。
4.思春期の頃にやった「あるあるネタ」がチラホラと。
中学生についついやってしまった、あるあるネタも盛り込まれているのも、この作品の醍醐味です。
- 部屋の蛍光灯のヒモでボクシング。
- 好な異性からLINE(ぼくの場合はケータイメール)がくると悶絶する。
- 嬉しすぎて、奇っ怪な行動(腹筋や腕立て)をしたりする。
- 背伸びして、ブラックコーヒーを飲む。
▲等などやったわ~と膝をたたきたくなる行動があって共感できました。
5.カバーの挿入歌が色々とズルい。
全力をもってオススメするので、劇中BGMもスキがなく最高。
とくに、邦楽をカバーした挿入歌が劇中に合いすぎてニクいです。
ネタバレになるので、カバー曲は伏せますが、2018年代で20代後半~30代前半の人は間違いなくどこかしらで聴いている名曲。
もう、この年齢を狙ったとしか思えないラインナップに全俺が泣きました。
そのうち、自分が生まれる前の曲でしたが、親父殿が口ずさんでいたので、知っていました、はいなんか気まずくなりました。
6.最終話EDで参りました。
先述のように、淡々と話が進んでいきますが、1つだけ観てやられた~と思った演出が、12話(最終話)のED。
最終話EDが始まる前の演出も最高ですが、EDが流れているラスト1分30秒、これはもう必見。
全部鑑賞してきた人は、間違ってもここで切ってはダメです、最後まで絶対観てください。
残念ながら、ネタバレになるので伏せますが、しっかり鑑賞して欲しい。
言いたいことが、なんとなくわかると思うので。
この作品が好きな人は絶対観て欲しい。
- 君の名は。
- CLANNAD
- 秒速5センチメートル
- 耳をすませば
▲独断ですがこちらの作品を観たことがある人、好きな人は楽しめます。
☞まとめ

出典月がきれい|Amazonビデオより引用。
毎年のようにたくさんのアニメが生まれていきますが、何度も鑑賞したい、誰かと語りたいと思う作品はなかなかありません。
今回、久しぶりに繰り返し観たいと思う作品に巡り会えたことに感謝。
また、友人に「純愛ものは、ハマったらしばらく現実に戻ってこれなくなるということ」を聞きました。
はい、どっぷりハマってしまいました。
個人的に、今まで鑑賞した恋愛ものアニメ作品の中でダントツトップ。
恋したことが経験があるあらゆる人に届いたら良いなと思える作品でした。
月がきれい、自信をもってオススメします。
以上、「月がきれい〜中学生の思春期を経験した全ての人に届けたい純愛アニメ作品〜」と題して記事をお送りしました!!
参考TVアニメ『月がきれい』第1話「春と修羅」 – YouTube
▲公式より1話のみYouTubeで無料公開中。
▲Amazonのカスタマーレビューが、平均4.8点/5点と伊達じゃない高評価。
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